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登下校時の見守りで区内全小学校にボランティア組織を結成
「子供安全ボランティア結団式」が行われました
杉並区では、子供の登下校時の安全を確保するための対策の一つとして、
各区立小学校単位での「子供安全ボランティア」の組織化を進め、このほど、
すべての区立小学校44校についてボランティア組織が立ち上がりました。
これを受け、3月10日(金)「子供安全ボランティア結団式」が行われました。
昨年末に起きた広島・今市の児童殺傷事件をふまえ、杉並区では低学年の集団下校や区独自の「安全パトロール隊」による見回り強化など、
児童の安全に関する緊急対策をとってきました。さらに、これと並行し、継続的に安全対策に取り組むための基盤整備として、子供たちの保護者のほか、
防犯自主団体や町会、老人会などの地域の人々が参加する「子供安全ボランティア」の組織化を推進してきました。このほど、ボランティア組織が
区立小学校全44校において立ち上がり、3月10日(金)「子供安全ボランティア結団式」が区役所第4会議室で行なわれました。
(※「子供安全ボランティア」の登録人数は、全44校で3月10日現在、4,695名) 各自治体でも、昨年末から「子供安全ボランティア」の組織化は進められていますが、すべての小学校でボランティア組織を立ち上げ、 「結団式」を挙行するまでに至れたのは、杉並区が都内初となります。杉並区では、かねてより空き巣やひったくり対策のため、 自主防犯ボランティア団体の組織化を推進しており、こうした成果が今回のボランティア組織の立ち上げにも大きく影響しました。 |
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激励の挨拶に立つ山田区長 | ボランティア代表の挨拶 (杉並区立小学校PTA連合協議会会長の金伸枝(きん のぶえ)氏) |
結団式は、舟本馨(ふなもとかおる)・東京都青少年・治安対策本部長をはじめ、警視庁生活安全部長、警視庁第四方面本部長、
区内町会連合会会長や商店会連合会会長らを来賓に迎え、山田宏・杉並区長、納冨善朗・教育長、全区立小学校長、各校の「子供安全ボランティア」
代表2名ずつ(約80名)が出席して行われました。
挨拶に立った山田区長は、「将来を担う大事な子供たちを安全で安心な環境で育てるため、区は、今後とも警察や地域の方々との連携をもって、 ハード・ソフト面での最優先課題として取り組んでいきます。どうか、このボランティアの取り組みが他へも波及し、安全な地域社会になるよう、 我々も努力していきますので、よろしくお願いいたします」と話し、ボランティア組織の活躍に期待を寄せました。 来賓として挨拶に立った舟本馨・東京都青少年・治安対策本部長は、「地域の方達が保護者と一緒になって、子供を見守っているという活動、 その表れとしてのボランティア活動について、杉並区は先陣をきって取り組んでいます。他の自治体にも大きな波及効果を及ぼすと思います。 皆さま方の今後ますますの活躍・活動に期待します」と挨拶し、激励の言葉を贈りました。 ボランティア・ユニホームを山田区長からボランティアの代表に授与されると、会場からは大きな拍手が上がり、 つづけてボランティア代表の挨拶に立った杉並区立小学校PTA連合協議会会長の金伸枝(きん のぶえ)氏は、 「地域に多くの人が出る、ということは子供だけでなく地域全体を守ることにもなります。足りないところは地域の方々のご支援をいただきながら、 活動をがんばっていきます」と挨拶し、子供の安全確保への決意を新たにしました。 |
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