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青色防犯パトロール活動の好事例紹介(No1)~素早い110番通報によりタクシー強盗犯人が検挙された事案~

【港区の青色防犯パトロールの取り組み】
港区では犯罪の機会の未然防止、子供の安全確保や帰宅する区民の安全の確保及び「自分たちのまちの安全は自分たちで守る」という意識の向上を 図るため、区民、事業者、区等が一体となって生活の安全を確保する取組の 一つとして「みんなとパトロール」を実施しています。「みんなとパトロール」は、「地域パトロール」「車パトロール」「業者委託パトロール」「職員パトロール」の4つのパトロールの総称です。
「業者委託パトロール」は、犯罪発生の抑止を目的として、民間の警備会社へ委託してパトロールを実施しています。平成20年4月から、全てのパトロールを白黒塗装の青色回転灯装備車両に切り替え、機動力の向上と犯罪発生の抑止力を図っています。


【事例紹介】
〔パトロール隊員の制服と青色回転灯装備車両〕
本年9月14日(日曜日)午前2時30分頃、港区から委託されている警備員(セコム株式会社港SPセンター)2名が、東京湾岸警察署から『駐車場は車上狙い等の犯罪が多発しているので警戒をしていただきたい。』との依頼を受けていたことから、青色回転灯を装備した車両にてお台場所在の立体駐車場をパトロールしていた。
その時、近づいてきた男性が『3階に停まっているタクシーが強盗にあっているようだ』と訴えてきたのですぐに現場に向かったところ、タクシーの中で刃物を持った若い男性(犯人)がタクシー運転手を襲っているように見えたため、加藤隊員が110番通報するとともに、A隊員が警戒棒を構えながら犯人に声をかけたところ、犯人はタクシーから降りて階段方向へ逃走した。
犯人は刃物を持っていたことから危険だと判断し、無理な追跡はせずに警察官の到着を待ち、暫くして到着した警察官に犯人の服装等の特徴や逃走方向等を説明したところ、その後に犯人は逮捕されたとの連絡が入り、その時の適切な対応を感謝されたものである。

【青パト勤務員の紹介】
パトロールを実施していた警備員の上司である澤さん(セコム株式会社 港SPセンター司令)からお二人についてお伺いしたところ、『A隊員(53歳)は、パトロール活動の経験が豊富であり、取扱いに対して臨機応変、冷静に対応できることから、今回の事件においてもB隊員(32歳)に対して適切な指示を出しながら状況を把握、警察に対しても正確な情報提供ができたと思います。』『B隊員は、港区の青色パトロール活動は約1年であるが、その他の地区でもパトロールの経験があるため、A隊員からの指示を適切に行えたと思います。』と話され、さらに、『青パト勤務員は、ヘルメット、防刃ベスト、警戒棒、非常通報装置等を常に身に付けて活動をしており、その扱いについても日頃より訓練に励んでいます。私は、部下に対して、何があるか判らないので、常に緊張感を持つようにということと、今回のような危険が伴うような場面では、落ち着いて慌てずに、犯人を捕まえるよりも警察への通報を優先する。そのためには、犯人の特徴等をよく覚えて、逃走方向を確認する。ということを常に話をしています。これからも、区役所担当者はもちろん警察と連携をとりながら、港区が安全で安心して暮らせる街になるように頑張っていきたい。』と決意を述べられました。
〔隊員に指示をする澤司令〕 〔出発前の車両点検は大切〕

【東京都からのお願い】
今回の事案は、港区から依頼された警備会社の隊員が対応したものであり、パトロール活動や不審者等の対応については日頃から訓練されています。自主防犯ボランティアの皆様は、事件に遭遇した場合や、関係する情報を聞いた場合は、危険な場面に飛び込むことなく、出来るだけ早く110番通報等により警察に連絡することを優先して下さい