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国分寺市の取組
国分寺市は閑静な住宅街と自然の残る町で都内のベッドタウンであり、中央線の「特別快速」が昭和63年12月 青梅特快が平成5年3月から停車するようになり、乗降客数は、路線の中でも上位に位置しています。
中央線・西武線の改札口が1ヶ所だったために、平成15年頃から、改札口の前に風俗店等の勧誘員・スカウトが多数たたずむようになり客引き行為や悪質なスカウト・勧誘が毎日、長時間繰り広げられました。また、駅の階段下ではちらし、テイッシュの無差別な配布行為も行われていました。
この事態を重く見た駅利用者や地域住民から、国分寺市の「顔」となる駅周辺の環境改善を求める運動が商工会を中心としたボランティア団体(商店やPTA)の間で持ち上がり、警察の協力を得て隔月に一度の自主パトロールを開始しました。
しかし、隔月に一度のパトロールでは、一時しのぎであり、効果が薄いという問題がありました。その問題を解決するために、平成17年3月1日付にて「国分寺市つきまとい勧誘行為防止条例」が施行されました。
条例施行後は委託警備員を3名配置し、月~金曜日の16時から21時30分までの間、国分寺駅周辺を徒歩で巡回し、しつこく悪質な勧誘員には口頭注意を行っています。(国分寺市つきまとい防止パトロール隊)
また、平成17年4月からは、都の迷惑防止条例(公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例)も改正され、条例施行前に市管理職と警察との合同パトロール時に摘発や指導をしたことがきっかけとなり、国分寺の駅周辺地域も重点地区に指定されました。警備員が巡回することにより、悪質なつきまとい勧誘行為は激減しました。市民の安全で安心なくらしを守るための一助になり、国分寺市の「顔」の駅周辺の環境改善がされたことは市民の熱意のあらわれです。
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