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	地域有志による防犯パトロール隊
	東京都杉並区

　高井戸東地区は、井の頭線高井戸駅の閑静な住宅街。１丁目から４丁目までエリアとしては比較的広い地区です。
　「高井戸東地区防犯パトロール隊」は、平成２０年の１２月に発足しました。そのきっかけは、その年の９月に開催された「福祉まつり」に集まった人たちが、この地区は空き巣が多いという話になり、隊長が中心となり、年も押し迫った、１２月２０日に結成となりました。
　結成当時は、４丁目を中心としたパトロールでしたが、現在では１丁目から４丁目のメンバーが集まり、４３名のパトロール隊となりました。

高井戸東地区防犯パトロール隊のみなさん

パトロール実施にあたって、隊長の杉山さんから
説明を受ける隊員の皆さん

　パトロール隊の活動は、当初は、土・日曜日と水曜日でしたが、本来のパトロールという目的からいえば、毎日行うことが大事という声から活動は、自営業の方は配達時、買い物の時や犬の散歩といった時間を有効に使い誰かがパトロールをするようになったそうです。
　時間帯は、子供の見守りも兼ねて、小学校の下校時間にあわせて、午後３時ころから４時半くらいを中心にパトロールをしています。
　もちろん、その際は、ゴミ袋も持参で、違反広告物があれば撤去したりもしているそうです。
　参加しているメンバーの皆さんは、声をそろえて、「多くの人と知り合うことが出来たり、パトロールで声を掛け合うことで、コミュニケーションがスムーズに取れるようになりました。いろいろな方から、挨拶をされるので、励みになります。とにかく歩くので、健康にいいですからね」とのことです。

　通常のパトロールのほかに、地区を青パトで巡回もしているそうです。主には、子供の安全を呼び掛ける広報パトロールを行っています。
　この日も、さっそうと青パトに乗車してパトロール開始。
　この青パトは、地区の防犯協会から必要な時に借りているそうです。ゆくゆくは、地区のパトロール隊として、青パトも所有するのが目標と隊長の杉山さんは、お話してくださいました。

住宅街を歩いて回るパトロール隊の姿はとても目立ちます。

　昨年、ボランティアリーダーの育成にも参加しましたと、隊長の杉山卓男さん「いろいろな地区の方々が多くの活動をしていることを知り、非常に参考になると同時に今迄の活動を反省しつつ今後の活動に生かした計画を立て、実施していくと決意、まず第一に地域に民間交番をつくり、子供見守りを兼ねた防犯パトロール交番を立ち上げることが目標です」また、「パトロール隊の活動は、有志の組織なので自己負担で始めましたが、今では町会、近隣の商店会より助成金をいただけるようになりました。今後は、民間交番の運営・青パト導入に向け新たな運営資金の広がりを見いだせるよう隊員が努力していこうと志をひとつにしているところです」と抱負を語っていただきました。

　現在、高井戸東地区に防犯カメラが７台設置されています。空き巣も、昨年より増加傾向にあるとのことで、パトロールと並行してこの防犯カメラが活躍しているとのことです。実際に、窃盗グループが、防犯カメラに写り、検挙されてもいるそうです。日々のパトロールと防犯カメラがこの地区の犯罪防止や安全に役立つことは間違いないでしょう。

防犯カメラ設置地区ステッカー

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