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防犯ボランティア活動紹介WEBマガジン
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取組主体の概要地域の青少年を見守る、女性による防犯パトロール隊
地域東京都台東区

母親を中心に結成された団体による地域にやさしく目を配る防犯活動 【蔵前警察副署長と記念撮影】
【蔵前警察副署長と記念撮影】
 2012年春の開業が待たれる東京スカイツリーを望む台東区蔵前。昔ながらの下町情緒の残るこの地で、地域に密着した防犯活動を続けるのは、井口千代の会長のもと35名の会員で構成される 「蔵前母の会防犯パトロール隊」です。
 蔵前母の会は、50年以上前に少年の非行防止と健全育成を目的に、母親が中心となって結成されました。時代の変化にともなって、その活動範囲を拡大。現在では防犯ボランティア団体としても活動しています。今回は、蔵前警察署と合同で行われる防犯パトロールに密着しました。

青パトを活用した広報と、地域の子どもを見守るパトロール活動
月に2回、青パトによる広報とパトロール活動を実施  会長で蔵前防犯協会婦人部の支部長でもある井口千代のさんにお話を伺いました。
 「3年以上前から毎月2回、10日と20日に、防犯パトロール車『青パト』による広報とパトロール活動を続けています。3人一組で防犯協会の青パトに同乗し、街頭や住宅街を中心に回っています。ひったくり、振り込め詐欺、自動車の盗難防止など、広報のテーマはそのときどきの状況に合わせています」
 青パトによる広報活動が行われるのは、午後4時から5時まで夕方の時間帯。これは地域の子どもたちの帰宅・下校時の見守りを兼ねてのことです。
駅前での防犯キャンペーンを毎月1回実施
写真左:浅草橋駅前でティッシュを配る「振り込め詐欺防止」キャンペーン 写真右:ごみ拾い、違法ビラをはがすなどの環境美化も活動の一環
写真左:浅草橋駅前でティッシュを配る「振り込め詐欺防止」キャンペーン
写真右:ごみ拾い、違法ビラをはがすなどの環境美化も活動の一環
 青パトによる広報活動以外にも、毎月1回のキャンペーンを行っています。乗降客の多い浅草橋駅前、または田原町駅前に出向き、会員たちが「振り込め詐欺被害防止」メッセージ入りのティッシュなどを配り、広く注意を呼びかけます。
 「ティッシュを配っていると、『ご苦労様』なんて声をかけてもらうこともありますね。振り込め詐欺の被害防止を呼びかけている最中に、たまたま通りかかった方から『じつはこういう電話があって……』と、振り込め詐欺についての話を受けたこともあるんですよ」と井口さん。
 地道に見える活動が、身近な被害防止につながっているのですね。
母の会ならではのネットワークを生かし、防犯への意識を広めていきたい
蔵前警察署防犯係長から「くるみちゃん」の説明を受ける蔵前母の会防犯パトロール隊
蔵前警察署防犯係長から「くるみちゃん」の説明を受ける
蔵前母の会防犯パトロール隊
 このような防犯ボランティア活動の前に、蔵前警察署の防犯係長による防犯指導が行われることもあります。取材当日は、警視庁が考案した新型ひったくり防止カバー「くるみちゃん」の、自転車前かごへの装着の実演が行われました。「かごをすっぽりくるむ」「ファスナーで開閉できる」など、「くるみちゃん」についての説明に会員の皆さん、真剣に聞き入っていました。
 防犯係長によると、「母の会のネットワークを生かして、防犯意識の啓発や被害の防止を図っていきたい」とのことでした。
青少年の補導活動、街の環境美化など幅広い活動内容
 母の会を構成するメンバーは現在、60歳代が中心です。「お子さんを育て上げ、子育てが一段落した母親の会というイメージがあるかもしれませんが、若い女性にもどんどん参加してほしいですね」と副会長の三品キヨ子さんは言います。
 上記の活動のほかに、毎月3回行われている少年の補導活動は、70歳以下のメンバーから補導員を選んで行っています。このところ、同じ人が続けてやっているという状況なので、若い世代の参加がぜひとも期待されています。
昔ながらの良さが残る地元のため、今後も活動を続けたい
 毎月の広報活動、キャンペーン、少年補導と、忙しく活動を続けている、蔵前母の会防犯パトロール隊。しかし、会長の井口さんは「みなさん、毎月の活動を楽しんでやっていらっしゃいますよ」とにこやかです。
 「蔵前のまちは、昔ながらの“向こう三軒両隣”といいますか、ちょっと会えばご挨拶、立ち話をするという関係が今でも残っている良いところです。自分の地元のことですから、今後も率先して活動させていただきたいと思います」と井口さん。いきいきと今後の抱負を語ってくださいました。

蔵前警察署防犯係長から「くるみちゃん」の説明を受ける蔵前母の会防犯パトロール隊
写真左:会長で蔵前防犯協会婦人部支部長の井口千代のさん
写真右:東京スカイツリーを背景に隅田川テラスで

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