第33回東京都安全・安心まちづくりアカデミー修了生 活動紹介 |
|
今回ご紹介するのは、第1期生で、千住防犯協会副会長として活躍されている川村育三さんです。6月4日(金曜)、川村さんが理事長をされている足立区の足立幼稚園において、お話をうかがいました。 |
〔川村育三さん〕
平成16年当時、千住防犯協会の役員をしており、千住警察署の方に「東京都安全・安心まちづくりアカデミー」の受講を勧められたのがきっかけで、「さらなる防犯知識を得る」「私自身の防犯意識をさらに高める」いい機会と思い、受講することにしました。
アカデミーでは、犯罪を防ぐまちづくり、プロの侵入手口の講義、まちづくりシミュレーションの実習、各団体のボランティア活動の実習など、多岐にわたる大変充実した講義・実習ばかりで、とても勉強になりました。中でも印象に残っているのが、「割れ窓理論」です。この理論を念頭に、実際にまちを歩いてみると、「安全な場所」「危険な場所」がよく分かりました。アカデミー受講後には、地区の会議において、防犯講話の講師を2回ほどさせていただきました。
現在、千住防犯協会副会長のほか、千住交通安全協会青年部会長、東京都公安委員会委嘱の少年指導委員、総務省委嘱の行政相談委員、厚生労働省委嘱の民生・児童委員、ひと声運動推進員、足立区教育委員会委嘱の体育指導委員、千住消防団員、振り込め詐欺被害防止アドバイザーとして活動しています。さまざまな活動で忙しい日々ではありますが、少しでも地域に貢献できればと思い、非常に充実した日々を送っています。
毎朝、子供の登校時間帯に合わせて植木への水遣りを行い、子供の見守りを行っています。出来るときに出来ることをモットーに活動してきましたので、長く続けることができました。地域安全マップの指導は、小学校に赴いて、子供たちやPTAの方々に地域安全マップの目的やつくり方を教えています。
現在、足立幼稚園の理事長をしていますが、最も重要なのは、園児の安全確保です。園児の保護者に対しては家庭での防犯指導、保育士には園児の避難誘導・不審者への対応指導を行っています。不審者に対する防御策として刺股は有効ですが、その使用訓練は、私自身が保育士に指導しています。刺股は、使い方を誤ると自分自身が被害にあうこともありますので、徹底して指導を行っています。また、いざという時に子供たちが助けを求めることができるよう、「子供110番の家」にも協力しています。「警視庁子供110番マーク」は、園の玄関前に掲示しています。
〔「このように指導しています」と説明する川村さん/足立幼稚園の玄関前にて 〕
現在、足立区では、犯罪のない美しく住みよいまちの実現を目指して「ビューティフル・ウィンドウズ運動」を推進していますが、私自身、さまざまな活動の中で「まちをきれいに、まちづくりを大切に」をモットーに、アカデミーで学んだことを活かし、足立区の安全・安心まちづくりに向けて頑張っていきたいと思います。
このページの関連カテゴリー