市川量久さんは、平成24年度前期子供見守りボランティアリーダー育成講座を修了し、その後平成26年度子供見守りボランティアリーダー応用講座を受講。
その中で地域の課題に応じた子供見守りプランを企画し、平成26年10月、町会主体でハロウィンを活用した子供駆込み訓練「ハロウィンパーティー」を実践しました。
○当日は大盛況
町会長の市川さんも、子供110番の家への駆込み訓練は初めての試みで、回覧板等を利用して参加者の募集を呼びかけました。
日頃からの活発な町会活動のかいもあり、当日は子供だけでも50名超、大人も合わせると120名以上の参加があり、とても大きなイベントとなりました。
地元警察署の協力もあり、犯人役として区議会議員や警察署員が参加しました。
子供たちはハロウィンの装いで、楽しみながら見知らぬ人への対応や子供110番の家への駆込みを学び、その後は特大ケーキのサプライズに大喜び!こうした地域の取組に、テレビ取材が入り、当日のニュース番組でも紹介されました。
イベント成功の秘訣は”楽しみながら”行うこと
これが人集めや長続きの大切な要素です。
○まとめ
イベントを始める前は、「子供110番の家」の役割を知らない人も多く、また子供は知らない人の家へは駆け込みづらいといった声もありました。
しかし、この取組を通じて、子供も協力者も顔見知りになり、いざという時の対応訓練としてとても役立ったと思います。
今日、子供への声かけやつきまとい、連れ去りといった犯罪被害が増えています。子供が安心して暮らせるまちにするためには、通学路等で怖い思いをしたとき、その場から逃げる能力を身に付けるとともに、逃げてきた子供を「こども110番の家」の協力者が適切に保護し、警察へ通報することが重要です。
この地域では、今回の取組により子供たちと近隣住民の交流が深められました。町会として、今後もこのような取組を続けていくことで、「子供110番の家」等に対する地域の人々の理解を深めるとともに、子供が安全で安心して暮らせるまちづくりをハード面、ソフト面ともに充実させていきたいと思っています。