子供見守りボランティアリーダー応用講座における取組紹介 |
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本講座では、受講者が実際に地域での子供見守り活動を企画し、実践しています。 受講者の一人、NPO法人ささえ手の斉藤美和子さんは、地元の関係機関(豊島区役所の治安対策担当課・土木担当課、警察署、消防署、豊島区高松三丁目町会、学校、スクールサポーター等)に連携・協力を働きかけ、子供見守りの視点を取り入れて、関係者とともに地域の危険箇所点検やその改善に取り組みました。 実施に当たっては、子供見守りチャレンジ提案事業や地域の底力再生事業など東京都や豊島区の補助金を活用しました。 まず、防犯まちづくりの専門家からレクチャーを受けた後、地域の大人が子供の目線でまちを歩き、地域の危険箇所を記したマップを作り、関係者間の情報共有化を図りました。 その上で、環境改善に向けた「地域防衛会議」を地元の小学校の会議室で開催。様々な立場の関係者から、自分たちのまちを良くしていくための話し合いがなされました。地域の関係者が一堂に会し、顔合わせをしたことにより、今後の取組もスムーズに進むことが期待されます。 また、期間中、町会の防災訓練とコラボして、スタンプラリーや「こんな街にしたいツリー」の作成を企画。子供たちも楽しみながら参加しました。そして、まちの大人や子供たちの思いを描いた「夢の地域」をデザイン。地域の人々の防犯意識を高めるため、補助金を活用して、楽しい絵柄をプリントしたエコバックを作製して配付しました。取組の経緯や具体的な内容は、以下のとおりです。このような取組が都内の各地域で進むことを期待しています! |
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★ まずは中心メンバーで ★ | |||||||||||||
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まず、中心メンバーが集まり、独立行政法人建築研究所の樋野公宏さんから危険箇所点検の考え方や手法について学びました。 | ||||||||||||
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次に、まちを歩きながら、地域の危険箇所を点検。メンバー間で場所や状況等を確認しました。その後、フィールドワークで確認したことを地図に書き込み、共通認識を深めました。 | ||||||||||||
★ 次に地域の関係者全体で ★ | |||||||||||||
地元の町会、区、警察、消防、学校等の関係者が集まり、ワークショップを開催しました。ここでは、中心メンバーが作成したマップを活用して、
地域の「どこが」「どのように」危険なのかなど、関係者全体で情報を共有しました。
地域全体で、共通の問題意識を持つことがポイント! | |||||||||||||
次に、複数のグループに分かれて、関係者によるフィールドワークを実施。これにより、あらためて地域の現状が再認識されます。 |
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その後、グループごとにマップづくり。大人が子供の目線で、子供
見守りを意識しながらマップを作成します。 (楽しみながら取り組むことが秘訣です!)
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地元町会の防災訓練とコラボ! 訓練参加者には、作成したマップ②により消火器や消化栓の点検を行ってもらいました。
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子供を含めた訓練参加者には、色紙に地域の理想像についてコメントを書いてもらい、その紙を模造紙に貼って、“こんな街にしたいツリー”を作成しました。 参加者の思いが詰まったツリーは、今後、地域の環境改善や危険箇所の改善を行う上でとても参考となります(「こんな街にしたい」の見える化!)。 |
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地域住民の防犯意識を高めるため、「夢の地域」をデザインプリントしたエコバッグを作製! 地域住民に配付しました。 |
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ぜひ地域で子供見守り活動やパトロール等に取り組んでいる皆さんも、地域の関係機関と協力・連携して危険箇所点検・改善に取り組んでいただければと思います! | |||||||||||||
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