平成22年度 |
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東京都では、地域における安全・安心まちづくりや地域のネットワークづくりを推進するため、「東京都子供見守りボランティアリーダーの育成講座」を開講することといたしました。 本講座では、実践・体験を通じてリーダーに求められるノウハウを学び、子供を見守るボランティア活動を支援する人材を育成します。 平成22年11月6日(土曜日)、池袋の東京芸術劇場において「東京都子供見守りボランティアリーダーの育成講座」の開講式、第1回の講座を行いました。 本講座は、受講生63名の参加により、来年2月まで延べ8日間にわたり開催します。 |
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開講式では、本講座の検討会座長であり、主任講師でもある小出治東京大学教授からの祝辞のほか、受講生代表による宣誓などが行われました。 | |
倉田東京都青少年・治安対策本部長挨拶 | 小出東京大学教授祝辞 |
最後に受講生を代表して、練馬区の北田猛(きただ たけし)さんが、子供見守り活動のノウハウを一生懸命に学び、修了の暁には講座で得た知識を存分に生かして、子供見守り活動のリーダーとして頑張っていく旨の力強い宣誓を行いました。 | |
宣誓をする北田猛さん | |
【講座風景】 |
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1時限目は、杉並区教育委員会教育長 井出隆安氏が「子供を取り巻く教育環境」と題して、講義を行いました。 講義では、現在の子供を取り巻く環境を分かり易く説明したほか、地域ぐるみで子供の見守りを行っている活動具体例を紹介しました。 |
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井出隆安氏 | |
2時限目は、独立行政法人建築研究所住宅・都市研究グループ主任研究員で工学博士でもある樋野公宏氏が「あなたがつくる子供見守りプランの基礎」と題して、講義を行いました。 講義では、防犯まちづくりの考え方や愛知県安城市で行われている見守りフラワーポット作戦の紹介をしたほか、子供見守りプランの進め方を説明しました。 |
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樋野公宏氏 | |
3時限目は、明大前ピースメーカーズ代表 本杉香氏が「生き生きリーダーとボランティア組織の運営」と題して、講義を行いました。 講義では、発足の経緯や活動を長続きさせる秘訣などを紹介したほか、赤色灯に取り付けた「熊よけ鈴」を見せ、防犯パトロール時の様子を説明しました。本杉氏が時折話すジョークに受講生からは笑いが出る一幕もありました。 |
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本杉香氏 | |
4時限目は、東京大学教授 小出治氏による「グループディスカッション・ガイダンス」が行われました。 6~8名がグループになり、各人が自己紹介を行った後、司会進行役など役割分担を行い、講義を振り返って印象に残ったことなどを話し合いました。 |
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小出治氏 | |
グループディスカッションの風景 | |
【受講生へのインタビュー】 |
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<本日は受講生を代表して宣誓を行いましたが・・> 大変緊張しましたが、上手くできましたのでホッとしています。 現在、町会長として活動していますが、講座を通じて、町会としてどのような子供見守り活動ができるのかを学びたいと考えています。 子供見守り活動のノウハウを一生懸命に勉強する決意です。 |
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北田猛さん(練馬区) | |
<受講にあたっての意気込みを教えてください> 現在、六本木安全・安心パトロール隊で活動しています。児童・青少年健全育成に関連する施設の企画提案作成の仕事に携わっていますが、講座を通じて、そのスキルアップと知識向上ができればと思います。一生懸命に勉強します。(深町千茶さん) 現在、「芝の家」という地域交流拠点でスタッフをしていますが、施設の性格上、子供の見守りや保護に近い活動を行っていますので、講座を通じてさらなる活動の広がりができればと思います。講座で教わったことを自分のものにしたいです。 (渡辺久美さん) |
左~深町千茶さん(港区)
右~渡辺久美さん(港区) |
左~髙橋俊郎さん(西東京市)
右~小山典子さん(東久留米市) |
<本講座に参加された動機を教えてください> 地元で「子供見守り犬」という子供見守り活動を発起して、活動を続けていますが、さらなる専門的知識を得られるのではないかと期待し、受講することにしました。一生懸命に勉強したいと思います。(髙橋俊郎さん) 防犯協会で活動をしておりますが、現在の活動に新たな取組みを加えるためのヒントを得たいとの期待から受講することにしました。この講座には大変興味があります。(小山典子さん) |
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