【第一部】講演

安全インストラクター 武田 信彦さん
続く講演は、「ヨッシー」こと安全インストラクターの武田信彦(たけだ のぶひこ)さんによるもの。「青パトがひろげる、地域の安全と安心」をテーマに自身の経験を重ねながら、熱いトークが繰り広げられました。
武田さんの原点は、大学生だった頃に渋谷や池袋などの繁華街で防犯パトロールを始めたこと。
「一般市民が防犯ボランティアをするときに、絶対にやってはいけないことがあります。それは、一般市民としてできる範囲を越えた対応をすること。ボランティアは素晴らしいことですが、勢い余って行き過ぎた行動をすれば、誰かの迷惑になってしまうこともあるので、注意が必要です。さらに、子どもたちへ安全指導をする際などは、『自分の身を守ることと、暴力とは違う』こともしっかり伝える必要があります。防犯といっても、別に特殊な技や能力を使うわけではありません。やられたら、やり返すわけでもない。地域の安全のためには、元気な声で挨拶し、相手と適度な距離をもって話すこと。そういうことだけで十分なのです」
ビブスなどのカラフルなユニフォームを着て、笑顔で挨拶をしながらパトロールすることで、「犯罪が起きにくい雰囲気」をつくります。これこそ、一般市民が安全に行うことができる防犯活動です。
「日々、皆さんが見守っている子どもたちは、皆さんの活動を見ています。そして、学生防犯ボランティアのように、見守られる存在から見守る存在へと成長した子どもたちがたくさんいます。これからも、素晴らしい活動を続けてください」
参加者たちの大きな拍手で、有意義な講演は終了となりました。

参加者も真剣 狭路走行

おなじみの一本橋走行。
これが意外と難しい。
急ブレーキ訓練では、時速40kmからのフルブレーキを体験。が、参加者の3分の1程度の方に「まだ甘いですよ。もっと強く踏み込んで。」と指導員の方から声が・・・。
急ブレーキを体験しておくことはイザというときのために、とても大切だと実感しました。
第二部は約2時間。警視庁の指導員の方たちがテキパキと進行し、濃密でキリっとした雰囲気の中、訓練が行われました。
「さきほど、皆さんには急ブレーキを体験していただきました。あれはあくまで訓練であって、実際の運転にあってはならないこと。ですので、急ブレーキは今日この場で最後にしてください。これからも安全運転で防犯活動をお願いします!」
指導員の方の熱い言葉に、参加者全員がうなずき、地域の安全安心への決意を新たにしていました。

明日からもガンバルゾー!!