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令和5年度「防犯ボランティアのつどい」を開催

 令和5年6月17日、東京都庁内の大会議室において、令和5年度の「防犯ボランティアのつどい」が開催されました。本年度も昨年同様、会場参加者とインターネットを介したオンラインでの参加者による開催となりました。

 

写真1

 

 はじめに、当サイトを運営している東京都都民安全推進部の福島晴美担当課長から、「防犯ボランティアの原点は、“自分たちの街は自分たちで守ろう”という意識だと思います。そうした活動を支援するとともに、これから始めてみたいという人を増やし、ボランティアの裾野を広げるためにも、この催しが皆さまにとって少しでも有意義な時間になればいいなと願っています」と挨拶がありスタートしました。

 

写真2福島晴美担当課長

 

 この日のカリキュラムは3部構成。まずは、都民安全推進部の櫻井繁課長代理が当サイト内にある「情報投稿マップ」の操作方法を参加者の皆さんと一緒に確認していきます。

 参加者の皆さんには自分のスマートフォンを使って、ログインから書き込み、そして、実際にサイトに登録されるところまでを実践しましたが、初めて投稿(操作)する方もログインから一つずつ順番にスクリーンに映し出された説明画面と共に進んでいきます。

 初めて投稿した方は、少し苦戦している方もいらっしゃったようですが、皆さん何とか投稿できたようです。

 この「情報投稿マップ」は、防犯ボランティアの皆さんの日々の活動内容などをテキストと画像でアップロードできるものですが、ほかのボランティアの方やグループの書き込みを閲覧することも可能です。「ちょっと使いにくい部分もあると思いますが、その改善は今後の課題です」と櫻井課長代理は説明の中で言っていましたが、グループ内の情報交換にも使えますので、未経験の方はぜひ一度アクセスしていただきたいと思います。

 

写真3櫻井繁課長代理
写真4皆さん、使い慣れている自分のスマートフォンで挑戦しました。

 

 第2部は、一橋大学(国立市)『あかるくらぶ』部長の岩切龍聖さんから普段の活動内容などを紹介していただきました。

 こちらの「あかるくらぶ」は大学のボランティアサークルですが、地元のボランティア団体「たすけ合いつながり隊」と共同し、防犯活動のみならず防災や交通安全、地域浄化など多岐にわたり昼夜を問わず活動を行っています。若い力が地元に密着した活動を行っているボランティアサークルです。

 活動の一つに地域の困りごとを助ける趣旨で行っている「ちいきサポーター」がありますが、これは、(特に高齢者にとっては困難になりがちな)家具の移動や庭木の剪定などの軽作業を行うことで少額の「心づけ」を受け取り、それを原資に防災資材を購入するというものです。そうして購入された電池や懐中電灯などは、いざというときのために地域内の小学校に備蓄されるのです。「防犯と防災を別々に考えるのではなく、両輪で活動することに意義があります。パトロールや見守りをして地域防犯力を上げれば、それは地域防災力を上げることに繋がるからです。さらに、こうして様々な活動をしていれば、そのどこかに参加したいと思う人も多くなり、ボランティアの人員不足が解消できる可能性も広がります。」岩切さんの発表に場内から大きな拍手が送られました。

 

写真5岩切龍聖さん

 

 第3部は、うさぎママのパトロール教室主宰で安全インストラクターの武田信彦さんによる講演です。

 テーマは、
 「『市民防犯=一般市民ができる防犯』の意義や効果、可能性について」

 「一般市民が行う防犯では、“取り締まり”や“摘発”は扱いません。犯罪が起きにくい環境づくりを目指すことが得意技なのです。警察による防犯と市民による防犯は、同じ「防犯」という単語ではあるものの、警察は「直接的防犯」であり、市民は「間接的防犯」なんです。」と武田さんは話します。

 「市民防犯では「地域に関わる機会を増やすこと」が大切です。例えば、通学路の防犯対策をする場合には、子供に「付き添うこと」や地域の誰かが「見守ること」で、子供を独りにする機会を減らす(少なくする)ことができます。保護者等がそばにいる、地域のみなさんが関心を向けている環境では、子供に対して悪意や犯罪の気持ちを持つ人は近づきにくくなります。つまり、人と人とが緩やかにつながり合えるような地域づくりこそが、子供たちにとっての“安全バリア”の役割を果たすのです」

 

写真6武田信彦さん

 

 約1時間の講義の後は、簡単な実技を実施しました。

 実技と言っても、普段の見守りで道路に立った時、「周りへ関心をむける」練習です。「だるまさんが、ころんだ!」のリズムなどで、左右や後ろへ振り返る動きをリズミカルに行い見守りの範囲を確認します。「通学路の見守りでは、自分の背後を埋めて安全を確保し周囲へ意識を向けること。そして、十字路や交差点等では、対角線上に立って見守りを行うことで、少人数でも広範囲を効率的に見守れるだけでなく、悪意や犯意を持つ人に対しても「防犯活動に取り組む人がいる!」ことをアピールして犯罪が起きにくい環境をつくることができ、一石二鳥の効果が生まれます。」

 最後は、参加者との意見交換、インタビュータイムです。「普段どのような活動をしていますか?」「活動をはじめたきっかけや、やりがいは?」と、武田先生が問いかけました。すると、会場参加者やオンライン参加者からは、「警察署と民生委員で意気投合し、わんわんパトロールを立ち上げました。」「都内で一番の生徒数を見守る団体です。」また「ドローンを活用して防犯に役立てたいと思っています。」と普段の仕事でも活用しているドローンを防犯に役立てられないかという意見もありました。「防犯をテーマにご当地アイドルとして活躍中」「おやじの会で子供見守り頑張ってます!」など多種多様の活動状況を発表する皆さんに参加者の方も関心しながら、予定の時間はあっという間に過ぎてしまいました。

 そして、皆さん充実した様子で本年度の防犯ボランティアの集いも終了しました。

 

 次回の防犯ボランティアの集いは、10月14日(土)武蔵野のスイングホールで開催予定です。ご興味のある方は、是非ご参加ください。
 参加募集は9月頃の予定です。

 最後に、今回の防犯ボランティアのつどい
 発表できなかった方申し訳ございませんでした。(櫻井代理より)

 

【体を捻って360度見守り!】写真7
【豊島区防犯アイドルとして活動中の宇崎さん(左)と
事務所の社長加藤さん(右)】
写真8