自主的な防犯活動を支援するポータルサイト。最新の防犯情報を提供します。身近な仲間を誘いあって、できることから始めてみよう。

メニューを飛ばして本文へ進む

ホームへ戻る

防犯情報マップ

防犯トピックス

防犯ボランティア活動

都内区市町村の取組

安全安心まちづくり条例

防犯設備(防犯カメラ等)の整備

子供の安全対策

ボランティアリーダーの育成

地域安全マップ

企業連携

警視庁の取組

FAQ・このサイトの使い方

お知らせ・イベント

防犯団体登録・メール登録・各種資料

お問い合わせ

オープンデータ

RUNandSAFETY(ラン アンド セーフティー)
~街の見守りランwith RunGirl(ランガール)~

 「走る女性のパワーで毎日を豊かに」をキーワードにさまざまな職業の女性ランナーで活動する「ランガール」は、走る女性ならではの視点を活かし、生活を豊かにする様々なアイディアをかたちにしていく、おしゃれでパワフルな企画集団です。今回、外部から参加者を募ってランイベントを行いました。どのような目的だったのでしょうか。

写真1
写真2

 ランガールはもともと、「あったらいいな」と思い描く魅力的なランニング大会を実現したい、「女性が楽しめる空間と時間を作り出したい」、という女性ランナーの気持ちをもとに結成されました。ランニングがブームになって市民ランナーが増えたことで、多くの大会が開催されるようになった状況は喜ばしいのですが、なかには着替える場所にも困るというような、いささか女性目線に欠けた運営をしているケースもあったそうです。

 「それなら、自分たちで大会を作っちゃおうよ」と立ち上がったのが、現在の代表理事である影山桐子さんと、理事の宇田川佳子さんを中心にした仲間たち。2010年に法人登記を済ませると、“女性ランナーにやさしい大会”である「RunGirl★Night(ランガール★ナイト」を東京・お台場にて計9回開催しました。

 自分たちで"女性にやさしい大会”を開催することや、ほかの大会に女性目線でのアドバイスをすることで、当初の目標は達成できたと感じているそうです。「でも、そうするうちに物足りなくなったというか、ただ走るだけじゃなく、社会の役に立てるような何かを加えることはできないかと考えるようになりました」(影山さん)

 

写真3影山さん(左)と宇田川さん(右)

 現在、ランガールのメンバーは13名。コロナ禍になってからは、みんなで集まって走ることも控えていましたが、この日は久しぶりのグループランニングとなりました。

 「この2年半ほどはグループで活動できず、それぞれ個人で走っていました。ラン&セーフティーはひとりでもできるのですが、実行する人をもっと増やしたい。それにはまず体験してもらおうということで、今日のイベント開催に至りました」と影山さん。

 この日、ランガールのメンバー5名に加え、呼びかけに応じて参加した9名が集合したのは東京都庁。簡単な趣旨説明と点呼をした後で、いざラン&セーフティーの実体験です。

 

写真4まずはストレッチから

 参加者たちは、ラン&セーフティーへの興味が強い人もいればそうでない人もいたりと、思いはさまざまです。その声を少し集めてみます。 「ひとりで走るよりグループで走るほうが好きなのですが、ほとんどの団体は男性中心で敷居が高いのがネック。こちらは女性だけなので、安心して参加できました」

 「グループで走りたいのですが、私は速くないので迷惑をかけてしまうのが嫌なんです。今日はパトロールしながらで、ペースもゆっくりとのことなので、私にもできるんじゃないかと思って参加しました」

 「走って目立つことが犯罪防止につながると知って、以前からラン&セーフティーに興味をもっていました。今日は実際に体験できるので楽しみにして来ましたし、欲しかったアームバンドもいただけてラッキーです」

 

写真5大人気のLEDライトつきアームバンド

 宇田川さんはこう話します。

 「趣味にはお金がかかるものですが、街を走るだけのランニングに費用はいりません。道路を借りて走るというか、勝手に使わせてもらっているだけなので、街への恩返しのようなことをしたい。それが私たちの場合は『ラン&クリーン』であり『ラン&セーフティー』なのですが、それをする人が少しずつでも増えてくれればと思っています」

 日本のランニング人口は1000万人以上と推定されているそうです。ラン&セーフティーを実施する人も増えてきており、その裾野はどんどん広がり始めています。

 

写真6隊列を組んで出発です

 この日のコースは、都庁前から神田川沿いを約5キロ往復するコース。明るい大通りには家路を急ぐ人たちがたくさんいましたが、住宅街に入ると通行量は一気に少なくなり、街路灯の灯りも心許なく、女性や子供の一人歩きには少し不安を感じるほどです。

 「こんばんは!」「お気をつけて!」光るアームバンドの鮮やかな光とともに、ランガールの明るい挨拶が夜の街にやさしく響いていました。

 

一般社団法人ランガール ホームページ

 

【取材日:令和4年11月2日】