取材当日、防犯パトロール活動に参加していた府中市議会議長の村木茂さんにお話を伺いました。
「事件の後、防犯パトロールの実施やカメラの設置の話を朝倉さんから聞いたとき、まちにとって本当に必要なことだと思いました。これからも市民の安全の推進役として活動を続けてほしいですね」。
前述の6年前の事件の犯人は未だつかまっていませんが、現在も捜査は続けられています。しかし、駅周辺に設置された防犯カメラの成果は少しずつ現れているようで、これまでに防犯カメラに残された画像が、ほかの事件の犯人の検挙につながった例が何回かあるそうです。
「現在、パトロール隊員の平均年齢は65〜66歳ぐらいでしょうか。年齢層が上がってきて、行き着くところは‥‥と心配な面も少しありますね」と朝倉さんは笑います。
「これからは青年会などの若い人たちにも声をかけて、若い世代でも参加しやすい時間帯や環境・雰囲気づくりをしていけたらと思っています」と五十嵐さん。
活動についての悩みは少なからずあるようですが、「これからも都と市と地域が協同して、防犯ボランティア活動を続けていきたいです」と朝倉さんが力強く語ってくださいました。