「プロギング」で街を綺麗に!!
みなさん「プロギング」をご存知ですか?
「プロギング」とは、ランニングをしながら路上の空き缶やたばこの吸い殻などのゴミを拾って、街をきれいに美しくしようという活動です。
この「プロギング」に取り組んでいる女性ランナー集団『一般社団法人ランガール』(
https://rungirl.jp)の活動を紹介します。
「プラスアルファ」を求めて
環境やライフスタイルの向上に敏感な国民性をもち、豊かな自然があることでも知られる北欧スウェーデン。同国出身のアスリートであるエリック・アルストロムさんが2016年に提唱した「プロギング」は、スウェーデン語で「拾う」を意味する「プロッカ(plocka)」と、「ジョギング」を組み合わせた造語です。文字どおり、道路に落ちたゴミを拾い集めながらのランニングが『プロギング』です。
「 私たちは2010年から活動していて、昨年度まで女性向けのランニング大会『ランガール★ナイト』を開催していました。他にもランニングイベントの企画や運営をしていますが、何か走りながらできる社会貢献はないかと考えていたところ、プロギングに出会ったのです。」
そう話すのは、『一般社団法人ランガール』の代表、宇田川佳子さん。
「もともとは、走ることでキレイになろう、走るときもメイクやおしゃれなウェアを楽しもうという、『ラン&ビューティー』『ラン&ファッション』を提唱していました。そんな中、日々のランニングで何か他にできないか考えていたところ、プロギングに出会いました。
走ることは楽しい。健康にもなるし、友達もたくさんできる。自分のためになることはたくさんあるけれど、次は走りながらプラスアルファができないだろうか――。それがランニングしながら清掃活動を行う『ラン&クリーン』=『プロギング』であり、ランニングしながら子供の見守り活動を行う『ラン&セーフティ』でした。昨年7月には、東京都と「ランナーによる見守り活動」協定を締結しました。
(
https://www.bouhan.metro.tokyo.lg.jp/90_archive/topic/report_2018/07/p0717.html)
プロギングの活動は現在月1回。「みんなで走ることも楽しみたいので」と、約5kmを通常のランニング、約1kmをプロギング区間にしています。
『ランガール』のメンバーはランニング歴10年以上のベテラン揃いですが、プロギングはランニング初心者でも楽しめ、アプリやSNSを通じて参加を呼びかけています。
ゴミがひとつ落ちていると、その場所に次のゴミが捨てられます。それをそのまま放置しておけば、街の治安が悪化し、犯罪が起きてしまうかもしれません。ランガール設立当初から『ランナーがいる街はきれいで安全!』というスローガンを掲げていましたが、私たちが走ることで、街がきれいになり、さらに街の安全を見守ることにもつながるというやりがいを感じています。」と笑顔で話していただきました。
みなさんも「プロギング」始めてみませんか。
プロギングの活動についてはこちら
https://www.instagram.com/rungirlforgirls/
プロギングを始めるとあっという間にゴミ袋がたくさん