大東京防犯ネットワーク

　白金パトロール隊は、平成１７年に発足し、１３年のパトロール実績のあるボランティア団体です。現在のメンバーは１４名で、毎月第3木曜日の午後3時から4時にパトロールを実施しています。
　「パトロールは、主に４町会を中心に回っています。普段は、二手に分かれて回り、小学校の下校時間にも合わせています。毎回、高輪警察署の警察官が来て一緒にパトロールしてくれるので本当に助かります。」と、隊長の山下ツヤ子さんはお話されます。　メンバーは、尚礼会町会（しょうれいかいちょうかい）、新広尾町三丁目町会、田島町町会、白高町会の４町会から集まります。パトロールコースとしては、１時間程度で回る範囲だそうです。

　パトロールをしている「白金商店街」には、防犯カメラが設置されています。平成25年度に1５台、27年度に5台を設置。現在、20台の防犯カメラが稼働しています。商店街の小林靖彦会長が防犯に熱心で、これからも増設を考えられているとのことでした。
　また、商店街の広報スピーカーで、毎日午後3時30分に高輪警察署からのお知らせが流れます。今回の内容は、「振り込め詐欺、還付金詐欺についての注意」「空き巣についての注意」でした。商店街は、買い物客も多いので、広報に一役買っているそうです。

　　「白金パトロール隊の活動は１０年以上続いています。今日もほとんどのメンバーが参加してくれました。振込め詐欺等の犯罪は、傾向や手口が日々変わってきています。そのお知らせを配布することは警察だけではなかなかできないものですから、一緒に配布していただけるのは、本当に助かります。また、白金商店街に設置した防犯カメラによって、付近で発生した事件の解決に結びつきました。防犯カメラの設置については、あらゆる機会を通じて呼び掛けをしています。パトロール隊の皆さんには、末永い活動を期待しています。」