東京都子供見守りボランティアリーダーの育成講座修了者の活動紹介 |
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今回ご紹介する戸髙さんは、小平市学園東町で「学園東町・子ども見守り隊」を通じて、様々な防犯ボランティア活動をされています。 |
〔24年度 前期修了者 戸髙綾子さん〕
平成25年2月16日(土)小平市学園東町にて24年度前期ボランティアリーダーの育成修了者の戸髙綾子さんが主催する「学園東町・子ども見守り隊」の活動の一環で「こども110番の家にかけこみ体験」が実施されました。
戸高さんは講座終了後、平成24年10月に、「子供見守りチャレンジ提案事業」としてこの団体を立ち上げました。
「こども110番の家」とは、子供達が危険に遭遇したり、困りごとがあるとき安心して立ち寄ることができる拠点として、PTAや地域の方がその活動に協力していただいて行っているものです。
今回の催しは、いざとなったとき、どうやって駆け込むかを子供たちに実際に体験してもらうことで、日頃の行動に自信がつくよう行われました。
出発の会場となった、学園東町地域センターの集会室では、事前の説明や班ごとの体験前の話し合いが行われました。集会室の壁には、子供たちが作った地域安全マップがたくさん貼り出されてありました。
この日は、参加者が4班に分かれ、保護者等が不審者役を演じて声をかけ、子供達は「こども110番の家」協力者の家、コンビニ、商店などに助けをもとめる体験をしました。
司会進行を務める戸髙さん |
学園東小学校児童が作った地域安全マップ |
コンビニエンスストアにかけこみ体験 |
やさしい手芸店の皆さんに囲まれて |
手芸店の前で、4班の皆さんの記念撮影 |
学園東町には、たくさんの「こども110番の家」があります。 |
子供がピンポンを押して、「なんて言おうかな。」というはじめの一言で戸惑っていたようです。「はい、どうぞ。」と言われて、「本当に入っていいのかな。」知り合いのお宅なら良いのですが、知らない人のお宅に入るのには戸惑う面もありました。楽しく体験できたと思います。
今回の体験を行う上で、「こういうふうに答えよう。」「こういうふうに連絡をしよう。」と自らマニュアルを作って準備してくださったお宅もあり大変感謝いたしました。
また、「こども110番の家」のステッカーの位置がわかりにくいところにあったりしました。やはり、子供の目線で目に付くように貼っていただきたいと思いました。
今回の体験は、自宅の付近で行われなかったので、知り合いのお宅はありませんでした。このような体験を通して、少しでも顔なじみになって行くことが、とても大事なことだと感じました。「こども110番の家」の方も、暖かく迎えいれてくれましたので、とても気持ちよくできました。
夜は営業しているお店が少ないので、コンビニなど誰でも気軽に入れるお店はありがたい存在です。子供がいつも通る場所では、どの家に「こども110番の家」のステッカーがあるか、日頃から親子でよく話し合っておくのがいいなと感じました。
「心の東京革命」のチーフアドバイザーとして活動しているときに、何度かボランティアリーダーの育成に「参加してみませんか。」という話がありました。ちょっと興味もありましたので受講させていただきました。
講座に参加して、各地域でいろいろな活動をしている方の話を聞いて、それがヒントになって、私にも何かできるかもしれないと思い、受講後の昨年10月に「学園東町・子ども見守り隊」をつくりました。
防犯活動は、学習支援ボランティアなどいくつかのサークル活動を14年くらいやっていますが、地元の団体など知り合いが少なかったので、一人ひとりお会いして、少しずつ仲間を増やしてまいりました。参加メンバーは、始めに近所の知り合いに声をかけて、徐々に増えていきました。
現在は、スタッフが15名で運営しています。
地元の自治会はエリアが広いため、小学校も2校あります。今は、一つの小学校で始めましたが、もう一つの小学校でも始めたいという声もあり、活動の輪を広げていきたいと思っています。今回、ほかの地域のPTA会長さんにも参加いただきまして、自分たちの地域でもやってみたいという話もいただきました。
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