令和4年3月13日、渋谷区内のホールで「子供安全フェスタ」が開催されました。これは小学生以下(特に低学年および未就学児)の子供と保護者を対象に、登下校時などに起こりうる危険から身を守る方法を親子で楽しく学んでもらうイベントです。新入学や進級を控えたこの時期に、改めて親子で安全について考えてもらいたいとの願いのもと、昨年に引き続き今年もオンライン配信で実施しました。
テーマは「交通安全」と「防犯」の2点です。
第1部は、「キク婆ちゃんの交通安全教室」。キク婆ちゃんが、小学1年生の「パック」にクイズを出す形式で、交通事故につながりかねないシチュエーションでの正しい対処法を教えていきます。さらに、道路の歩き方や反射材の着け方などにも触れ、道路での危険を回避する方法をわかりやすく伝えていきます。
最初にキク婆ちゃんが話すのは、信号の見方。青信号の点滅を見ると「走れ!」と言われているような気がすると言うパックに対し、キク婆ちゃんは「あれは、もうじき赤になるから止まってねという合図なのよ」と、やさしく諭します。
続いてのクイズは、人形劇による出題。「道路に飛び出してしまったボールを取りに行くときには、どうすればいい?」や「自転車に乗るときにヘルメットは必要?」など、子供にとって身近な交通安全のお話がクイズで出題されクイズの他に反射材の種類や活用方法について教えてくれました。
第2部は、テレビ東京系で放送中の特撮テレビドラマ『ビッ友×戦士 キラメキパワーズ!』に出演している「キラメキパワーズ」を招いての防犯教室。不審者(※実際に起きた事件では、犯人は必ずしも「知らない人」ではなく、「顔見知り」であるケースもある点に注意)による声かけ事案への対応など、子供たちが犯罪被害にあわない方法を紹介しました。
キレキレのかっこいいダンスで登場したキラメキパワーズのメンバーは4人。ひとりずつがクイズに答える形式で、防犯標語「いかのおすし」に集約された言葉の意味を学びました。
この「いかのおすし」とはもちろん、
・「いか」ない
・「の」らない
・「お」お声を出す
・「す」ぐ逃げる
・「し」らせる
という5つの言葉の頭文字
これらの説明に合わせて、大声を出せない場合には防犯ブザーを使うことや、逃げるべき場所として「子供110番の家」の存在があることなどをみんなでしっかり確認しました。
そして、イベントは終了。例年なら、場内が大きな拍手で包まれる場面なのですが、今年は残念ながらコロナ禍による無観客開催。でも、画面の向こうではたくさんの子供たちが目をキラキラさせて見てくれたことでしょう。来年はぜひ、元気な子供たちを会場に迎えて行いたいものです。
【保護者の方へ】
こちらのイベントのアーカイブ配信動画は、当サイトより視聴していただけます。小さなお子さんにもわかりやすく学べる内容となっておりますので、ぜひ親子で一緒にご覧ください。
動画はこちらから。
https://www.bouhan.metro.tokyo.lg.jp/90_archive/kodomo/festa_202203.html
【取材日:令和4年3月13日】 |
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