平成30年度 東京都
防犯ボランティアリーダーのフォローアップ講座 第Ⅰ回
平成30年9月11日(火曜日)、都内の研修会場にて、平成30年度 東京都防犯ボランティアリーダーのフォローアップ講座を開講しました。
受講者は、町会・自治会や防犯ボランティア団体などの防犯ボランティアリーダーと、各区市の安全安心まちづくり担当課職員です。
講座は12月まで全4回で、今年度は明治大学理工学部 山本俊哉教授にトータルコーディネートをお願いしました。
受講者は、防犯活動を行う上で効果的な手法や、防犯ボランティアを地域で育成する手法などを学び、地域の防犯力向上の中核となることを目指していきます。
【開講】
当本部の小関安全・安心まちづくり担当課長から、開講の挨拶をいたしました。これから始まる講座の紹介とともに、受講される皆様が、各地域のリーダーとして更なるご活躍をいただくことへの期待をお伝えしました。
【講座1】 都内の犯罪情勢について
当本部の熊谷課長代理から、近年大きな社会問題となっている「特殊詐欺」に重点を置いた講演を行いました。いわゆる「受け子」の特徴は受講者に強く印象に残り、また、最新の詐欺の手口や未然防止の好事例の紹介をいたしました。
【講座2】 安全教育について
教育庁指導部の藤江主任指導主事(安全教育担当)は、学校現場での職務経験を踏まえ、学校での安全教育(交通安全・生活安全・災害安全)とともに、保護者の意識、学校との連携について講演を行いました。
【講座3】 基調講演:見守りを増やす「プラス防犯」のすすめ
本講座のトータルコーディネーターの山本教授に、犯罪からの安全を高める方法論として、犯罪予防のアプローチについてご講演いただき、見守りを増やす「プラス防犯」として、他自治体・外国での取組についてご紹介いただきました。
【講座4】安全・安心のまちづくり 都市の居住ゾーンでの防犯を考える
(一財)日本開発構想研究所の小畑先生は、超高齢化・人口減少や経済活力の低下の可能性などの背景をふまえ、建築や都市設計と防犯との関係性についてご講演いただき、諸外国での取組事例のご紹介も行っていただきました。