平成30年10月6日、帝京平成大学冲永記念ホールにおいて、10月11日から始まる全国地域安全運動に先立ち、「若い世代の防犯ボランティアの参加拡充」をメインテーマに「地域安全都民大会~世界一安全な都市 東京の実現~」が警視庁主催で開催されました。会場には都内の大学生防犯ボランティア等950名が来場し活気に満ち溢れました。
オープニングにあたり、東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部による演奏がありました。
吹奏学部員が演奏しながら客席に降りてきて、来場者とハイタッチをするなど会場は開会に向け大いに盛り上がりました。
第一部の式典では、三浦警視総監、大澤東京都青少年・治安対策本部長、内田東京防犯協会連合会副会長から挨拶がありました。
第二部は、大学生防犯ボランティアとして活発な活動を行っている明星大学防犯ボランティア隊MCATの皆さんが、普段行っている下校時の見守り活動の様子が映像紹介されました。今回は特別に芸人の「ねづっち」、アイドルグループ「=LOVE」(イコールラブ)も一緒に見守り活動に参加していました。学校から下校時刻の連絡を受けて、授業の合間や放課後に見守りを行えるメンバーが、工夫して活動している様子がよくわかり、来場者に今後の防犯ボランティア活動の参考になったものと思います。
続いて、小宮信夫教授(立正大学)による「今こそ受けたい!防犯授業」。
ゲストとして東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事の谷本歩実さん(柔道アテネ・北京・2大会金メダリスト)、アイドルグループの=LOVE(イコールラブ)、大学生防犯ボランティアの中から4団体の皆さんが参加しました。
この授業では、問題がクイズ形式で出題され、来場者参加型で自分のスマートフォンで回答できたので、登壇者と会場が一体となり大変盛り上がりました。
クイズの回答については、小宮教授から丁寧に解説していただき、中でも、子供が狙われやすい場所として「歩道橋」などの「入りやすくて見えにくい場所」が危険であることや、犯罪被害に遭う可能性の高い場所を重点的にパトロールする「ホットスポットパトロール」の重要性を教えていただきました。
さらに、司会のねづっちより、『「見守り」とかけまして「手紙」と解きます。その心は・・・。』 『どちらも「たより」になります。』となぞかけが披露され、会場は笑いの渦で包まれ、楽しみながら防犯の重要性を学ぶことのできる授業となりました。
続いて若い世代のボランティア団体から活動紹介があり、跡見学園女子大学「あとぱとガールズ」、産業能率大学「セザンジュ」、警視庁防犯ボランティア「ピーポーズ」が発表しました。それぞれの団体は、、自主的に地域の見守り活動を行ったり、警察や行政と連携してキャンペーンや清掃活動に参加したり、他の団体と協同して交流を深めているなど、精力的に活動しており、とても頼もしく感じるとともに、防犯ボランティア活動をするうえで、大変参考となる充実したものでした。
エンディングは、警視庁における全国地域安全運動のスローガンである「守ろうよ 私の好きな 街だから」を唱和した後、今回参加された防犯ボランティア団体の皆さんが、防犯ボランティアの裾野拡大のために考えてくれたスローガン「踏み出そう 東京のために その一歩」をピーポーズ代表の小川さんの高らかな掛け声のもと、来場者全員で唱和し、地域安全都民大会は幕を閉じました。
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