平成30年10月15日、小岩駅南口商店街にて、ひったくり防止カバー『くるみちゃん』配布キャンペーンが行われました。
小岩駅前交番に集まっていただいたのは、「小岩母の会」の皆さんです。
「小岩母の会」の須原副会長と同会の渡辺さんに日頃の活動について話を聞きました。
「活動を始めて約30年になります。毎月15日に、ひったくり防止カバー「くるみちゃん」を配布したり、特殊詐欺被害防止の啓発活動を行っています。多い時は30名くらい集まる時もあります。近くにある愛国学園短期大学の学生さんが参加してくれる時もあり、とても頼もしく感じます。また、商店街で防犯活動をしていると、若いお母さんがお子さんと一緒に手伝ってくださるので、地域の絆を感じることができとてもやりがいがあります。」と笑顔で話していただきました。
キャンペーンを開始すると、母の会の皆さんが、自転車に乗っている人に声をかけ、ひったくり防止カバー「くるみちゃん」を自転車のカゴに取り付けました。
配布された方は、「ひったくり被害を防ぐたけでなく、雨が降ってきた時も荷物が濡れないのでいいですね。」と笑顔で話していました。
母の会の渡辺さんも、「自転車のカゴに荷物を置いて、ちょっと目を離した隙に荷物がなくなったから、この『くるみちゃん』はありがたいのよ。」と、元気よくお話ししてくれました。
意外だったのは、すでにひったくり防止カバーを付けている自転車がとても多かったこと。ひったくり防止カバーを付けている自転車でも、カバーが古くなっているものは新しいカバーに交換しました。小岩警察署中村生活安全課長は「おかげさまで、今年管内でひったくりは1件に抑えています。皆様の活動には本当に頭が下がります。」と笑顔で話されていました。
配布している様子を見て「私の自転車にも付けてください。」と言ってくる方もいて、あっという間に用意していたひったくり防止カバーはなくなりました。
ひったくり防止カバー配布と並行して、特殊詐欺防止を呼びかけました。配られていたのは、「だまされたふり」かけ作戦!」と書かれたふりかけ。ひったくり被害は減少したものの、特殊詐欺被害は増加しているとのこと。
母の会のみなさんの熱心な呼びかけに、街行く人も耳を傾けてくださる方が多く見受けられました。
かつては、小岩の街で毎日のように発生していたひったくりも、ひったくり防止カバー配布等の地道な防犯活動により激減しました。
街の皆さんの地道な呼びかけにより、特殊詐欺被害も近い将来無くなる日が来るでしょう。
小岩は、下町人情溢れる活気に満ちた街でした。
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