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「平成29年度防犯ボランティアのつどい」in国分寺を開催

 平成30年3月10日、国分寺駅前ビル内の国分寺Lホールで「防犯ボランティアのつどい」が開催されました。日頃から防犯ボランティア活動に励んでいる方々が参加しました。
防犯ボランティアのつどいの皆さん
 東京都青少年・治安対策本部 安全・安心まちづくり課吉村担当課長の挨拶から始まりました。
 「現在、窃盗や強盗といった刑法犯認知件数はピーク時の半数以下と、大幅に減っています。しかし残念ながら、振り込め詐欺などの特殊詐欺はなくなりません。昨年の都内の特殊詐欺認知件数は、約3500件、被害額は約80億円と、件数、被害額ともに急増しています。特殊詐欺を少しでも減らすとともに、安心・安全な街づくりを推進していくためには、皆様のお力が必要です。今後とも、ぜひご協力をお願いいたします。」
 その言葉に、多くの参加者が深くうなずいていました。
 
東京都安全・安心まちづくり課 吉村担当課長
東京都安全・安心まちづくり課 吉村担当課長
 この日のプログラムは、2部構成。まずは防犯情報マップの活用講習会です。それぞれの机に用意されたパソコンを実際に使って防犯情報マップを体験してもらい、今後のパトロール活動などに活用していただくコーナーです。

皆さん真剣な表情です
皆さん真剣な表情です

 参加者の多くは、パソコンには縁遠いと思われがちな世代の方々ですが、慣れた手つきでパソコンを操作している方も多くいらっしゃいました。
 まずは、「子供の安全マップ」で国分寺駅周辺の不審な声掛けの発生状況、交通事故の発生状況を確認。次に「町丁字別犯罪情報マップ」で国分寺駅周辺における暴行、傷害等の粗暴犯、住宅への侵入窃盗状況を確認しました。
 防犯情報マップの操作方法を一通り理解したうえで、参加者のお住まいの地域の発生状況を確認すると、「ここは不審者が多いのよ。」「こんなところで交通事故があったのね。」等の声が挙がっていました。

防犯情報マップで事件・事故の発生状況を確認
防犯情報マップで事件・事故の発生状況を確認

 第2部は、前半の座学と後半のワークショップに分かれています。まずは安全インストラクターの武田信彦講師による、約1時間の講義です。

 学生時代から防犯ボランティアを行っていたという武田講師。始めた頃の約20年前と今とでは、防犯ボランティアをとりまく環境もずいぶん変化したと話します。
 「当時は、一般市民による防犯が認知されておらず、『防犯ボランティアって何?』と言われる状況でした。『夜な夜な徘徊してるのか?』と誤解されたり、助けようとした人に『結構です…』と断られたこともありました。そのような経験をとおして、活動の意味を見出してきたのです。」
 いつものように軽妙なトークで、会場には何度も笑いが起きました。
 「一般市民ができる防犯とは」という話題から、「一般市民ができない防犯とは」にテーマが移っていったときには、参加者も深く考えさせられていたようでした。できること、できないことをしっかり把握して、自治体や警察等と協働する大切さを解説しました。

安全インストラクター武田信彦(たけだ のぶひこ)講師
安全インストラクター武田信彦(たけだ のぶひこ)講師

 後半は、体を動かしてのワークショップ。身を守る際の基礎的なことや、見守りをする際の立ち方など、意外に見落としやすいポイントについて、身体を動かしながら確認します。中でも、「犯罪が起きにくい雰囲気づくりや、子どもを見守る上で大事なことは、元気よくあいさつすることです!」というのは、納得できるお話でした。

掛け声かけて元気に練習!
掛け声かけて元気に練習!

 つづいて、新聞の棒を使って「人との距離の取り方」を体験していきます。
 「身を守るためにも、パトロールでも、相手との‟距離感“が大切。あいさつや会話ができても、触られる、つかまれることがないように。」と解説。また、登下校の子どもたちを見守るときも、子どもとの適度な距離感が重要とのこと。
 新聞の棒を用いることで、触られない、つかまれない最低限の距離感を確認できました。

参加者同士でハイタッチ!
参加者同士でハイタッチ!

 こまで、約3時間。中身の濃い講習会も終了し、参加者は家路につきました。ここで得た知識を普段の防犯ボランティア活動に取り入れて、今後もぜひ「安心・安全な街づくり」を継続してください。

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