「新たな防犯力の確保」事業
若手防犯ボランティア育成講座・パトロール活動等実地体験
(第1回文京区開催)
12月8日、文京区第1弾「若手防犯ボランティア育成講座」・「パトロール活動等実地体験」を開催しました。今回の会場は文京シビックセンター26階のスカイホールです。東京タワーや新宿副都心の高層ビル群の夜景が見渡せる中でイベントを開催しました。
今回の第一部『若手防犯ボランティア育成講座』は内容盛り沢山。防犯ボランティアの新たな担い手として、必要な知識・情報を様々な視点で届けました。
当日の内容【コーディネーター】安全インストラクター 武田信彦氏
- 「一般市民に出来る防犯とは?」「防犯ボランティアで得られること」
- 武田信彦氏
- 「警察から見た防犯ボランティアの役割・都内の治安情勢」
- 警視庁生活安全部 佐藤英明氏
- 「防犯ボランティア活動とは」
- 文京区後楽町会会長 篠崎紘治郎氏
- 「女性必見!誰でもできる逃げるワザ」
- 武田信彦氏
武田氏の講演では、「一般市民にできる防犯」とは「見守り」であると教えてくれました。一番簡単な見守りの方法は「歩きスマホをしないこと」。歩きスマホをせずに携帯から目を上げて、周りを見て歩くだけで「見守り」は出来ます。携帯に目を向けるのと同じくらい周りの状況に目を配ることから始めようと参加した学生たちに伝えてくれました。
また、佐藤氏の講演では、警察の視点から見た一般市民が行う防犯活動の重要性や協働の必要性を教えてもらいました。プロならではの説得力ある言葉に、今の自分たちにも地域の安全安心に向けて出来ることがあることを学びました。
そして、文京区で地域の安全安心を守る篠崎氏の講演。後楽町会では、子供の安全からテロ対策まで、幅広い活動を行っています。管轄する範囲が広く、パトロールする場所によって、求められる内容は様々。しかし、活動を通じて犯罪が起きにくい雰囲気を作っていくことが地域の安全安心に繋がっていると話をしてくれました。また、参加した学生に向け、人のために役立つ防犯活動に携わることは自分のためにもなります。どこの地域でも皆さんの参加は歓迎してくれますので、ぜひ、この体験を機会に活動を続けてほしいとメッセージを頂きました。
【育成講座の様子】

一般市民に出来る防犯は『見守り』です

安全安心を守る後楽町会の幅広い活動に
驚くばかり

防犯活動に役立つ逃げワザ、教えます!

パトロール活動、頑張るぞ!
そして、第二部『パトロール活動等実地体験』へ。後楽町会が日頃から行うパトロール活動に参加しました。今回の実地体験では、町会の方々にご協力をいただき、防犯活動の心得に加え、なかなか歩ける機会のない後楽一・二丁目地域の歴史や町の様子なども教えてもらいました。また、活動後には意見交換会を開催。体験を通じて得られたことなどを振り返り、今後の活動に生かしていこうと誓い合い、解散しました。
【パトロール活動の様子】

パトロールの心得を教えてくれました

周りに目を向け、危険はないか確認中

考えながら見守りを行うと、
新しい発見があります

本日の振り返り。防犯の大切さ、学びました