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練馬駅前6商店会(練馬区)
東京都地域における見守り活動支援事業を活用した防犯カメラ導入事例
補助事業の概要
  • 団体名  練馬駅前6商店会(練馬区)
  • 補助事業の内容 東京都地域における見守り活動支援事業
    防犯カメラ22台を設置
防犯カメラ導入事例 防犯カメラ導入事例
 練馬駅前6商店会は、豊玉第三町会とともに、平成25年度東京都地域見守り活動支援事業(連携事業)を活用し、防犯カメラ計22台を設置しました。
 防犯カメラを設置した際の工夫やその効果、防犯パトロールの活動などについて取材しました。
<地域の特長>
 練馬駅前6商店会は、練馬アーケード商店会、おとり様商店会、練馬駅前中央通り商店会、練馬駅前本通り商店会、練馬一の日商店会、練馬駅前商店会の6つの商店会からなる団体です。6商店会には、約220の商店が加入しており、主に40歳代、50歳代の会員が中心となって活動しています。その6商店会の一部を含む豊玉第三町会とあわせ、西武池袋線、都営線が乗り入れる練馬駅の南側に位置するこのエリアは、従来からの地元の商店とともに大手チェーン店が立ち並ぶ、人通りの多い地域です。中でも、練馬駅前の千川通りから目白通りに交差する地点から練馬署前通りまでのエリア(通称:三角地域)には、様々な飲食店が多く出店しており、昼夜問わず、様々な人が行き交う、賑やかな地域となっています。
<防犯カメラを設置した目的・理由>
 都営大江戸線開通以降、人口が大幅に増え、飲食店等が多く立ち並ぶ“三角地域”を中心に、呼び込みに対する苦情、酔客によるけんか等が目につくようになりました。また、近年多発している危険ドラッグによる事件が区内でも発生し、住民の不安が高まったことから、地元警察や社会福祉協議会、ボランティア等との合同でのパトロール強化に加え、この度のカメラ設置へとつながりました。
<今回設置した防犯カメラの種類、設置にあたり苦労した点>
 練馬駅前6商店会では、ネットワーク方式のボックス型防犯カメラ(130万画素)を採用しました。(総事業費は900万円。一台当たりの単価は約40万円。都及び区の補助を受け自己負担額は150万円)
 カメラの設置場所は、地元警察署の協力を得ながら、人通りの多い商店会を中心に配置しました。この区域は電柱の地中化が進められており、一定の高さの柱を活用できるところが少なかったため、商店街路灯やビルの壁面など、地域の協力のもと設置工事を進めました。設置後の維持管理費用については、主に商店会が負担しています。
<運用上注意すべき点・設置の効果>
運用上注意すべき点・設置の効果 防犯カメラに記録された映像の閲覧は、犯罪捜査の目的で捜査機関に情報を提供する場合のみに限定し、開示する際は団体責任者の承認を得なければならないなど、情報の管理は厳しく行っています。
 カメラ設置後において警察からの映像提供の要請も多数あり、犯罪捜査には大きく役立っているとのことです。また防犯カメラを設置した周辺には“防犯カメラ作動中”のプレートが至るところに貼られており、このプレートの掲示も一定の犯罪抑止につながっていると感じる、との声が地域住民からも寄せられています。防犯カメラ設置に関しての苦情もありません。
 何より、カメラ設置を契機として住民同士の話し合いが一層活発に行われるなど、地域の安全に対しての地域住民の関心が高まっており、地域全体の治安意識の向上に結び付いています。
<地域住民による活動>
地域住民による活動 “三角地域”を中心としたパトロールを月1回行うとともに、昼間に実施している清掃活動の際にも、清掃作業を行いながらの『ながらパトロール』も行っています。
 また、駅前ということで放置自転車の問題もあったことから、きれいな街づくりのため、道路管理者である東京都第四建設事務所をはじめ、警察署や区の協力を得て、仙川通りのガードレールに横断幕を掲示することができました。横断幕には、絵画などを差し込むスペースがあり、そこに「豊玉障害者地域生活支援センターきらら」さんからご提供いただいた絵を掲出しています。
(かわいらしい絵に気持ちも和みます。)
 その他、商店会のお祭りや地域の行事なども活発に行っています。あらゆる世代とのふれあいを通して、安全で安心なまちづくりに不可欠な住民同士のつながりを高めています。
<取材後記>
 駅前の商店会ということで、人口が増えることは嬉しい半面、治安への不安が大きくなることも事実です。店舗の多い地域性から、その入れ替えが多く苦労することもあるそうですが、新たな出会いを通して様々な情報を得られる場合もあり、これは一つの利点であるとのこと。防犯カメラ設置をきっかけに、地域住民や各事業者などが連携して、安全で安心なまちづくりへの取組みが活発に行われており、地域全体による防犯意識の高まりを感じました。