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成増第一町会

取組主体の概要 地域有志によるボランティア隊
地域 東京都板橋区

 東京23区の北西に位置する板橋区。その西端、少し歩けば埼玉県という場所にある街が成増です。池袋まで出るのに電車で10分程度と交通も至便で、人気の高いエリアでもあります。そんな街の防犯ボランティアは、どのように実施されているのでしょうか。 成増第一町会の皆さん
成増第一町会の皆さん



青パトを自前で保有
 成増第一町会の歴史は長く、会誌にある初会合の記録が昭和22年。「実際には、もっと前からあったと思います」と、会長の田中誠さんが語るほどです。
 戦後の頃は一面の田園風景だった街もどんどん整備され、近代化されるとともに人口の流入が続きました。残念ながら犯罪も増加し、町会としても対策を講じることになり、長い間様々な防犯活動を行って来ました。
 そして、とうとう町会で青パトを購入する決断をしたのです。「購入したのは平成17年。当時はピッキングによる侵入盗が多く、車両へのイタズラや車上ねらいなども横行していました。そこで青パトを導入し、防犯呼びかけの音声をテープで流しながらパトロールすることにしたのです」
 中古で購入した初代の車両は、約10年稼働した後で引退。現在は、昨年購入した2代目が活躍しています。
2代目は新車で購入!
2代目は新車で購入!
田中誠さん
田中誠さん
会合は神社の会館で
 駅前の繁華街や幹線道路からも離れ、住宅街の中に菅原神社があります。文字どおり菅原道真公を祀った学問の神様ですが、町会の会合などがある際にはその会館を借りて行っています。
 ところで、こちらの町会のパトロールは車両による活動が中心。徒歩で行うこともあるといいますが、なぜ車両なのでしょう?
「ひとつは、地域が広いこと(世帯数で約6900、人口約1万3千人)。もうひとつは、坂道や階段が多いこと。ですから、車両の導入を考えたのです」
 そう教えくれたのは、前会長の守屋武雄さん。
 当時はまだ青パト自体が珍しく、普通のパトカーと間違えられることもあったとのこと。町会が保有することも稀だったからこその笑い話かもしれませんね。
守屋武雄さん
守屋武雄さん
メンバーの皆さん
メンバーの皆さん
10年間で1600回以上パトロール
 青パトによる活動は1回に約1時間、ほぼ3~4日に1回のペースで続けられました。町会役員と防犯部の皆さんたちで役割を分担し、夜間(20~21時)は防犯部が受け持つなどとスケジュールを決めて実施しているそうです。それは初代の導入から10年間で、1611回を数えました。
 「パトロールを行って犯罪が激減したとかいう、はっきりとしたデータはないと思います。ですが、こういった活動は積み重ねが肝心。今より少しでも住みやすく、安全な街づくりができるよう、これからも続けていくつもりです。」と田中さんは笑顔で語ります。
 地域内の6ヵ所には、防犯カメラも設置しました。また、小学校の下校時間に合わせたパトロールの要望もあり、今後はその取り組みも模索していくとのことです。
街を見つめる防犯カメラ
街を見つめる防犯カメラ
ときには徒歩でも
ときには徒歩でも
今以上の安心・安全のために
高島平警察署・生活安全課長 加藤喜一さんの話
加藤喜一 生活安全課長
加藤喜一 生活安全課長
 ピーク時に比べ、都内の刑法犯認知件数は半減しています。しかし残念ながら、最近高島平署管内では侵入盗、特殊詐欺の増加傾向が見られます。
 こちらの町会は長年にわたる活動をしてこられ、他の町会の模範ともいうべき存在だと感じています。町会自ら青パトを所有したケースは、管内のみならず都内でも珍しいのではないでしょうか。
 昨今は、小学生が被害を受ける交通事故なども目立っています。町内の安心と安全のため、今後もぜひ事故に気をつけて運転していただき、この素晴らしいパトロール活動を継続されることを願っています。


菅原神社
菅原神社

さあ、出発!
さあ、出発!


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