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尾竹橋公園スカイハイツ自治会

取組主体の概要 地域有志による防犯パトロール隊
地域 東京都荒川区

 平成16年に始まった尾竹橋公園スカイハイツ自治会による防犯パトロールは、小学生の下校時間に合わせて月曜日から金曜日までの週5日間、防犯パトロールを行っています。
 今回は平成27年7月14日、猛暑の中、行われた防犯パトロールを取材しました。
尾竹橋公園スカイハイツ自治会の皆さん
尾竹橋公園スカイハイツ自治会の皆さん


児童を見守る防犯パトロールを行っています。
 活動のきっかけは、平成16年、マンション改修工事が行われている中、敷地内や近隣で盗難事件や不審者出没などの事件等が頻発し、これまでにない異常事態となったことがきっかけです。このため、平成17年11月にマンション全所帯対象の防犯集会を開き、自分達の住むマンションは自分達で守ろうと、住民による防犯パトロール活動を行うことが決定されました。
 パトロール開始当時は、土日を含めた毎日、午前と午後の2回、防犯パトロールを行っていました。
 翌年に入り、異常事態が改善したところ、全国各地で小学生を対象とした重大事件が多発したことから、同年4月からパトロールの対象を自分達が住むマンションだけでなく、近接する小学校周辺を含め、マンション住民から児童中心の活動へ、活動時間帯も小学校の下校時間に合わせるように変更し、現在まで継続しています。パトロール中は挨拶を励行して、近隣住民の方々との絆づくりにも繋げています。
パトロール活動の様子1 パトロール活動の様子2
パトロール活動の様子

パトロールにおける注意事項を細かく決めています。
 パトロールでは必ずベスト着用、防犯ブザーの携帯、責任者はトランシーバーを携帯、パトロールは二人以上で行う。何か異常事態があった際には、トランシーバーで管理人に応援要請するなど、細かく注意事項を決め、パトロール中における自分達の安全確保に努めています。犯罪の抑止力としてパトロールを行っているので、異常事態の対処は絶対に一人で行動しないように注意しています。


住民の安全安心のため、防犯カメラを設置しました。
 平成16年のマンション改修工事に併せて、当時、今ほど普及していなかった防犯カメラを設置する案があったのですが、予算の都合上、設置を見送りました。しかし、いざ改修工事が始まると、マンション敷地内等で事件等が頻発し、結果として後悔する形になりました。改修工事終了後すぐに、防犯カメラを16台設置し、現在に至っています。広角カメラ等でマンション敷地内への立ち入り状況や解放廊下をはじめとした共用部分が映るように設置するなど、不審者等が立ち入りにくい環境を作り、マンション住民の安全安心を図っています。
 過去に、盗難事件等があった際には、警察への情報提供を行い、活用されています。
マンション内に設置された防犯カメラ1 マンション内に設置された防犯カメラ2
マンション内に設置された防犯カメラ


住みよい街づくりに欠くことのできない存在となっています。
尾久警察署 刑事生活安全組織犯罪対策課 高梨 課長代理(生活安全担当)
尾久警察署 刑事生活安全組織犯罪対策課
高梨 課長代理(生活安全担当)
 尾竹橋公園スカイハイツの防犯パトロール隊の皆さんは、伊東会長を中心に、「自分たちの街の安全・安心は自分たちの手で実現する」という高い防犯意識を持った方々で、地域の安全、とりわけ、子供たちの見守り、や住民相互の絆の醸成に資する挨拶の励行等に重点を置いた活動を展開し、地域防犯はもとより、住みよい街づくりに欠くことのできない存在となっています。
 また、パトロールを通して、街の環境美化活動、防災活動、交通安全活動等にも積極的に取り組んでいただいており、今後も、防犯をはじめ防災、交通安全等の各方面において、警察との連携を図りながら活動を継続していただきたいと思います。

今後も地域住民のために継続していきます。
左から岩本副会長・伊倉防犯部長・伊東副会長
左から岩本副会長・伊倉防犯部長・伊東会長
 パトロールは当番制でメンバーを拘束するのではなく、自分達の意思で参加できる形になっていることが、今日まで長続きしている秘訣だと思います。
 パトロール終了後には、集会室で反省会を開催し、参加者のコミュニケーション強化を図っているほか、マンション内での行事では、住民同士の交流が盛んであるため、居住者で知らない人はいません。見慣れない人や不審者が入ってきてもすぐにわかるので防犯活動に役立っています。
 今後も、近隣学校の生徒の方々、マンション居住の方々のためにも継続してパトロールを行っていきたいと思います。

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