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西糀谷二丁目町会ワンワンパトロール隊

地域 東京都大田区

 京急蒲田駅から羽田へと向かう京急空港線。そこを各駅停車で進んだ最初の駅が糀谷(こうじや)です。明治35年開業という歴史ある駅は高架化とともに近代化され、周辺には数多くの家々が連なります。 写真:南大沢ランニングサークル
ワンワンパトロール隊は令和の糀谷を守る!
あくまで犬優先を貫く
 こちらのワンワンパトロール隊は、平成16年スタート。現在、隊員は58名にのぼる。
 「これを始めた当初の目的は、住民の皆さんに街をもっと見てもらいたい、気にしてもらいたいということ。ですからワンワンパトロール隊といいながら、犬を飼っている人に限定することなく、自分で散歩するだけの人や自宅の前を掃除するだけの人、そういう人にも活動に参加してもらえるようにしました。そうすれば、少しでも街を見守る目を増やせると考えたためです」
と話すのは、西糀谷二丁目町会会長の松原茂登樹さん。
 「町会防犯部による定期的な夜警など、さまざまな活動を行っているのですが、ワンワンパトロール隊に関しては「あくまで犬優先」を貫きます。やはり、犬にもそれぞれの個性がありますから。朝方に散歩する犬もいれば夕方に散歩する犬もいますし、好きなコースもあるでしょう。それに、ほかの犬と一緒だと興奮してしまって歩きにくいといったケースもあります。ですから、パトロールで歩く時間もコースも各自の自由としています。」
 もしパトロール中に何らかの発見(見知らぬ人や車を見かけたなど)があれば、その情報が町会に上がり、必要ならば警察に連絡するのだそうです。
写真:松原茂登樹さん
松原茂登樹さん
狭い道路までくまなく
 このワンワンパトロール隊を運営しているのは、同町会の防犯部。防犯部長の天川さんが
「ワンワンパトロール隊の皆さんが普段どんなルートを歩いているのかを全員にヒアリングして、それを地図上に書き込んでみました。すると、エリア内のすべての道路が完全に網羅される結果になっていたのです。この近辺には狭い道路も無数にあるのですが、そんな場所までくまなく回っていたなんて、ちょっと驚きでした」と隙の無いワンワンパトロール隊の活躍を教えてくれました。
 2丁目の区域内に限らず、境界を越えて1丁目のほうまで“遠出”しているケースもあったそうですが、コロナ禍の影響は避けられず、ワンワンパトロール隊のみならず、町会の活動すべてが暗い影に覆われてしまったのです。しかし、未曾有の猛威もそろそろ下火になってきた(ように見える)今は、心機一転のチャンスでもあるようです。
松原さんが言います。
 「このワンワンパトロール隊も長い時間が経ち、初期の頃に頑張ってくれていたワンちゃんたちはもういません。でも今は、二代目三代目のワンちゃんたちがしっかりと後を継いでくれていますから、心配はありませんよ」
 やがて、ワンちゃんたちは四代目五代目となり、住民たちも代替わりしていきます。そのバトンの受け渡しこそが、安全で安心な街づくりの糧になるのかもしれません。

令和3年12月3日、この街を守るワンワンパトロール隊の激励・出発式が行われました。
写真:激励・出発式
年末年始の警戒を
 式ではまず、管轄署である蒲田警察署の渕上署長から松原町会長に、反射材やバッグの贈呈からスタート。署長から
「12月は、犯罪が増える時期です。私ども蒲田警察署では、今月15日から来年1月3日まで年末年始特別警戒を実施しますが、皆さまのお力があってこそ犯罪が抑止できると考えています。今後もぜひ、さきほどお渡ししたグッズもご利用いただいて、また交通事故等にも充分に注意しながら、引き続きご協力をお願いいたします。」と感謝とねぎらいの言葉がありました。
写真:階段も一気に
写真:真新しいバッグが光ります
真新しいバッグが光ります
 式を終えると、グッズを携え、蒲田署員とともに、隊員とワンちゃんたちはパトロールに向かい糀谷の街には、安全安心と火の用心を告げる拍子木の音が、冬の夜に鳴り響きました。
写真:参加したワンワン達
参加したワンワン達

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