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 明治安田生命保険相互会社 証運見守り隊

地域 東京都千代田区

 千代田区丸の内に本社を構える創業1881年(明治14年)の「明治安田生命保険相互会社」では、『みんなの健活プロジェクト』の一環として、社員の健康増進のため、昼休みや退社後の時間を利用してのウォーキングを推奨しているそうです。そして、このウォーキングと地域の見守り活動を組み合わせた「ながら見守り」を実施しているグループが、同社証券運用部見守り隊(略して「証運見守り隊」)です。今回は、令和2年11月13日(金)に行われた証運見守り隊の見守り活動に同行させていただきました。 写真:「ながら見守り」出発前の証運見守り隊
「ながら見守り」出発前の証運見守り隊

 活動に出発する前に、まずお話をお伺いしたのは、同社証券運用部主席スタッフの森内崇裕さんと佐藤健さん。
 お二人とも証運見守り隊の中心メンバーです。
 『みんなの健活プロジェクト』の「健活」は、健康に向けた前向きな活動の略語であり、このプロジェクトは、①健康を知る、②健康をつくる、③健康を続ける、という3つの場面において、同社がさまざまなサポートを行うというもの。そして、これは顧客だけを対象にしたものではないそう。
 「健活するのはお客様だけじゃなく、まずお客様に健活を勧める私たちが健康になろう、という考えのもと、私たち社員も健活プロジェクトに参加することになっております。」と森内さんは話します。
 社員は各自のスマホに、自社開発の万歩計アプリをインストールしています。森内さんも1日8500歩を目標にウォーキングに励んでいるそうです。そのデータは日々集計され、所属部署単位と個人単位の両方でランキング化され、アプリ上で公開されるそうで、登録数は3万人を超えており、その中で上位にランキングされるのは至難の業だそうです。
 「従業員にはもともとジョギングをしていたり運動が得意だったりする人もいるので、彼らを抜いて上位に行くのは難しいです……」
 と笑うのは、佐藤さん。
 証券運用部では、『みんなの健活プロジェクト』に部署全体で取り組むこととし、昼休みや退社後に仲間を募ってみんなでウォーキングを始めました。やがて、ウォーキングしながら地域の安全を見守ることで、自身の健康増進とともに、社会貢献にもつながるのではないかという話になり『証運見守り隊』が発足することとなりました。
写真:森内さん(左)と佐藤さん
森内さん(左)と佐藤さん
 しかし、今年は新型コロナウィルスが猛威をふるっており、仲間を集めて見守りウォーキングをしようにも、リモートワークで社員がそろわなかったり、そもそも外出が難しかったりして、なかなか実行できない日々が続きました。
 「企業は年度単位で動きますので、スタートは今年4月からの予定でした。やっと始められたのは8月からで、みんな揃っての見守りウォーキングは今日で3回目となります。」(佐藤さん)
写真:仕事の疲れも見せずに出発!3コースに分かれてパトロール
仕事の疲れも見せずに出発!3コースに分かれてパトロール
 この日の見守りウォーキングに参加したのは23名のメンバー、目的地は丸の内にある会社から直線距離にして約3kmの東京タワーです。メンバーを3組に分けて、それぞれ別のルートで見守りウォーキングを行い、ゴールで合流します。
 参加しているメンバーの服装はというと、お揃いの黄色と白の目立つ社名入りジャンパーや、スーツ姿の方もいます。
 「前回、気合を入れて国立競技場まで歩いてみたら2時間近くかかってしまって、それはさすがに遠すぎました。」(佐藤さん)。こうした経験を重ねながら、今はよりよいスタイルを模索している段階だそうです。
 見守り活動の経験が少ない初心者の感想ですが、と前置きしつつ、森内さんは、放置されたゴミや、歩道のない危険な道が「目に入るようになった」と話します。加えて、「せっかくパトロールをするのだから、たとえば子供の多い道をコースに選ぶとか、暗く人通りの少ない場所を重点的に歩くとか、そういう視点が今後は必要になりそうですね。」とも続けてくれました。
 「平日だけじゃなく、休日にも活動しようという意見もあります。自宅の近い者同士が集まって、地元で見守りウォーキングをすることも検討中です。」
 と話すのは佐藤さん。
 こうして、『みんなの健活プロジェクト』の一貫として行っているウォーキングに『地域の安全・安心を見守る』という社会貢献の要素が加わることで自身の健康のための活動が防犯ボランティア活動へと進化して地域の防犯にとって、大きな力になっていました。
写真:東京タワーまであと少し
東京タワーまであと少し
ゴールの東京タワーでも記念撮影を
ゴールの東京タワーでも記念撮影を
【取材日:令和2年11月13日】

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