第23回東京都安全・安心まちづくりアカデミー修了生活動紹介 |
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今回は、杉並自主パトロール隊ホークアイで活動している田畑眞紀さん(第1期生)が、防犯この町清め隊隊長として活動している浅田隆さん(第1期生)を取材しました。 |
〔前列左から4人目が浅田さん〕
平成16年当時、既に防犯パトロールをしていたので、警察署から勧められて受講しました。犯罪者の視点や不審者に対してどう対策したらよいかなど、日頃得られない知識が得られ、有意義な話ばかりでした。
平成15年11月当時、杉並区の空き巣被害が都内ワースト5に入っており、隣の町でパトロールを始めたら空き巣が減ったという話を聞き、自分たちも始めようと思いました。活動時間は、月、水、金曜日に1時間前後、活動人数は、毎回13名前後です。隊長のモットーが“剛毅果断”(強い意志を持って物事を遂行する)。隊長の「一人になってもやるぞ!」の精神に動かされ?隊員が自然に自主参加でついてきてくれているので、良いチームワークが取れていると思います。
結成時よりもだんだん年齢もアップ?してきているため、パトロール時間・人数も少しずつ少なめになってきています。そこで、効率的効果的なパトロール形式として、地域を東西に分けて、それぞれ2~3名ずつ組んで時間をずらしてスタートし、8の字を描くようにパトロールしています。そうすると、途中必ずどこかで交差するので、お互いにエール交換したり、不審者など気付いた点を連絡したりしています。これって、不審者にとっては、2回も3回もパトロール隊に声をかけられ、顔を見られることになりますよね。また、防犯パトロールをしながら、環境美化運動、挨拶運動、放置自転車・違反広告物の除去なども行っています。
若い隊員がいないことです。そこで、若者に出てきてもらえる工夫として、近所の企業に声をかけています。「新人研修、社員の精神教育にいかがですか?」と。そうしたら、20~30代の方が(上司命令かもしれませんが)出てきてくれています。お年寄りとの交流や地域を知るという点でも良いことだと思いますよ。
隣接する3つのパトロール隊と連携して、輪を広げたパトロールをしていけたらと思っています。その時に合同のユニフォームを作れたらいいですね。
まちなかがきれいになり、温かいあいさつが増えています。“防犯 抑止 ゼロ誓う”の精神で、歯を磨くように当たり前に自然に活動していきたいと思っています。隊のエンブレムに小さな花が咲いています。町の中、心の中のゴミを拾い、町も心もきれいに…。ボランティアの花、心の花を枯らさないようにしていきたいです。
総会の時など、自分たちの活動をどんどん発言してもらう情報交換の場を作ってほしいと思います。隊に持ち帰り、隊員に話すことができるので。
パソコンはできません。防犯は、人と人との集まりだと思うので、あまり機械化されてしまうと人間味がなくなってしまうような気がします。何らかの方法で、パソコンのできない修了生の声も聞こえてくるようにしていただければと思います。
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