第18回東京都安全・安心まちづくりアカデミー修了生活動紹介 |
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今回は、中野区白鷺町会防犯パトロール隊で活動している鈴木孝雄さん(第3期生)が、小淀西町会会長で、かつ小淀西パトロール隊隊長として活動している池上次夫さん(第2期生)を取材しました。 |
〔右から2人目が池上さん〕
平成16年春、中野区役所からアカデミー受講を勧められ、10月から2期生として受講しました。受講中から、割れ窓理論、犯罪機会論、犯罪者の心の分析などアカデミーで学んだことを毎回隊員に伝えて意識の徹底を図りました。
平成15年に町会長代行を任命されたとき、町を守るのは警察の仕事、火災は消防署に任せてあるという考えでは、時代に完全に取り残されてしまうと感じました。平成16年4月に会長になり、時代の流れと共に進む、開かれた町会にしたいと思い、その第一歩として防犯パトロール隊を結成し、区からパトロール用具一式の支給を受け、9月から24名でスタートしました。
一班4名で6班まで作っています。毎月上旬、中旬、下旬の3回、班ごとに日時・テーマを決めてハンドマイクで呼びかけながら楽しく実施しています。また、年末には、増員して30人編成で1週間夜警をしています。
〔パトロール前のミーティングで本日のテーマ・目的を確認〕
〔気軽に声をかけ、振り込め詐欺の予防策を説明する池上さん〕
今日の活動を聞いたところ、振り込め詐欺被害防止の広報をしながら、中野消防署からのお知らせのチラシを各戸に配っているとのことでした。回覧板ではなく、全世帯にポスティングするという大変きめの細かい活動に頭が下がりました。
リーダーが率先して身体を動かし、かつ義務感を持たずに楽しく取り組むことです。その姿勢が隊員たちにも伝わればと思います。町会の役員だけでなく住民も自分の町を愛し、自分の町に誇りを持って暮らしていますので、この気持ちがあればパトロールも継続していけるのではないでしょうか。
町内36か所にプランターを設置し、花を植えて町をきれいにするとともに、地域の人の目で犯罪抑止につなげています。「登山では知らない人にあいさつできるのに、町ではなぜできないのか。」と最近感じており、今後は、花いっぱい運動とともに、あいさつ運動にも力を入れていきたいと思っています。私も後期高齢者になりましたが、「今時の年寄りは・・・」と言いたくなることがあります。高齢者は若い人を信じて謙虚な気持ちで頑張りましょう!。
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