第9回東京都安全・安心まちづくりアカデミー修了生活動紹介 |
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今回は、平成16年前期に第1期生として受講され、杉並自主パトロール隊ホークアイ世話役として活躍されている、田畑眞紀さんにお話をうかがいました。田畑さんは、東京都地域安全マップ作製指導員のほか、杉並区防犯診断普及員、杉並区犯罪被害者支援員、東京消防庁応急手当普及員などさまざまな分野で活躍されています。 |
〔前列左から2人目が田畑さん〕
どういう目を持って防犯活動をしていけばいいのかという考え方、方法が分かったことや他の地域の方との情報交換のきっかけになる交流ができたことがよかったです。特に、地域安全マップづくりの授業は、防犯に関することが集約されており、地域が犯罪に対して強いか弱いか、どのような防犯手段をとればよいかの判断を身に付けることができました。これは、今の活動の中で最も生かされています。
指導するときは、「いつも通っているけれど何とも思っていなかったところが危険だと分かり、どうすればよいか分かった」という自分の「ものさし」(犯罪被害防止能力)を持ってもらえるように心掛けています。だから、地図の出来上がりの上手、下手にはこだわらないようにしています。また、事前学習、フィールドワーク、マップづくり、発表会を行う中で、発表会では、一人一人が自分の「ものさし」を確認できるように一言ずつ発言してもらうことを心掛けています。指導をしていて感じることは、この地域安全マップが、地域のこと、防犯のことについて自分たちが理解し、他の人にも理解してもらえるとてもよい手段だということです。
〔フィールドワークの様子〕
「参加できなかった」と思う子供たちがいないようにすることです。役割分担をしっかりとさせ、時々声をかけるなどして全員を作業に参加させるように心掛けています。また、学校の授業としてではなく、休日に地域の方々の協力を得て実施したいという要望を受けて指導に行くこともあります。これからも一人でも多くの子供、地域の大人、先生に地域安全マップを経験していただけるようお手伝いしていきたいと思います。
〔マップづくりの様子/墨田区立錦糸小学校〕
「ホークアイ」隊員の自家用車保有率が高いことから、青色回転灯の光を使えば効果的にパトロールできるのではと考え、申請手続きをしました。回転灯やステッカーは杉並区が用意してくれているので、とても助かっています。現在、「ホークアイ」では3台の青パトが活動しています。
大きな道路だけでなく、できるだけ裏路地を通るようにしています。登下校時の学校周辺や、犯罪発生メールを見て発生の多い地域は重点的にパトロールしています。
青色回転灯をつけての活動は、事故防止などのため一人で行わないよう指導を受けているので、同乗する2人の活動時間の調整が難しいことです。これから少しずつ、青パト活動が広がることにより、網の目が重なっていき、地域の防犯力が強くなればと思っています。
パトロール隊の名前も、防犯パトロール隊から自主パトロール隊に改名しました。ボランティア活動というのは、あくまでも自主性にあるため、自分を上手にコントロールすることが大切だと思います。前向きに謙虚な気持ちを持って、自分らしくやりがいを見つけるとともに、できることを探しながらそのときにあった活動を続けていきたいと思います。各種行政機関と連携していくことも防犯ボランティアの役割の一つだと思っているので、今後は、防犯、防災の両面を持って地域を見回っていければと思います。
〔「ホークアイ」は杉並区まちかど救急隊として登録しており、AEDの貸与を受けています〕
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